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ケニアでヒョウが降る

yahoo にロイター配信のニュースが・・・。

ケニア中部でひょう、白く覆われた地面に住民は驚き
   kenia.jpg

9月3日、ケニア中部でひょうが降り、白く覆われた地面に住民が驚いた。
(2008年 ロイター/Antony Njuguna) (ロイター)4日16時45分更新



本家のREUTERSにいくと以下のような楽しい写真とコメントが・・・。

"In fact this thing is very sweet, we have never seen anything like this. We like the ice so much because with the sun being hot, you take it and you feel satisfied," resident Simon Kimani said.

   hails.gif




ついでにYouTube には、こんな豪快なヒョウの動画がありました。痛いじゃすみませんね。



 
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富士山の初冠雪日分布

読売新聞に以下のような記事が載りました。

富士山初冠雪、今年は8月9日…94年ぶり最速記録更新
甲府地方気象台は27日、富士山で8月9日に観測された冠雪が今年の初冠雪だったと発表した。

 観測を始めた1894年以降では最も早く、1914年に記録した8月12日を、94年ぶりに更新した。また、昨年より58日、平年と比べて53日早かった。

 富士山では、山頂の1日の平均気温が年間で最も高くなった日以降、甲府市にある同気象台から初めて冠雪を目視で確認できたときを初冠雪としている。今年は7月21日の平均気温が10・6度で最も高く、今後も上回る見込みがないという。

 山頂の山小屋の従業員によると、9日は山頂から8合目にかけてひょうが降り、3センチほど積もったがすぐに溶けてしまったという。

2008年8月27日21時22分 読売新聞



この8月9日は、富士山で落雷事故のあった日でもありましたね。
甲府地方気象台に過去の初冠雪データがありましたので、初冠日の分布図を作ってみました。

富士山初冠雪の分布図


何箇所か下方(早い時期)に飛び出ている数値がありますが、以下。
 1914年8月12日
 1935年8月17日
 1994年8月21日
そして一番右側の2008年8月9日と、8月中の初冠雪は4回だけです。

一番遅かったのは
 1956年10月26日
となります。

分布図を眺めて頂ければわかりますが、
9月中旬から10月上旬のおよそ20日ほどの間に収まります。
それがこの100年ほどの傾向ということかと思います。

ある一つの現象で「これは・・・だ」としないことですね。
地球温暖化問題などで、Risk不安を煽る人たちがよく使う手ですが。

tag : 富士山初冠雪

東京五輪より良好な北京の大気

北京五輪開幕直前ということで、言及されることの多い、北京の大気汚染について、信頼できるソースはないだろうか、と探してみた。マスコミに載る情報は、印象論ばかりなので。すると、中西準子氏が「オリンピックと大気汚染」というエントリで既に書かれていた。

東京オリンピックの時の大気汚染の状況
「北京オリンピックと大気汚染」という三菱総研の竹末直樹さんの記事があった。
http://www.mri.co.jp/COLUMN/ECO/TAKESUE/2008/0428TN.html

今の北京市の状況は、今の東京と比べて二酸化硫黄は約10倍、NOxはほぼ同じかやや高い程度、オリンピックの開かれた時(1964年)の東京は、今の北京と比べ、二酸化硫黄が1.5倍程度と書かれていた。つまり、東京オリンピックの時の方が高かったことが分かる。

もっと詳しい資料があって、下のURLでは、経年的な値が掲載されている。
http://www.china-epc.cn/japan/beijing/beijing_03.htm

国立環境研究所の田村憲治さんの「中国における大気汚染による健康影響」というスライド資料もあった。1964年頃の東京の二酸化硫黄の濃度は0.05ppm程度、今の北京が0.04から0.03ppm程度。二酸化窒素の濃度はあまり変わらない。



二酸化硫黄について、現在の東京を「1」として、整理すると、

東京(現在)=1  東京(1964年)=15  北京(現在)=10

になりますね。ですから、「今の北京は東京より10倍、二酸化硫黄が多い大気汚染が酷い状態」とも表現できまうし、「東京五輪の時は、今より15倍も濃い、二酸化硫黄濃度の大気の中で、マラソンを行い、円谷幸吉が銅メダルを獲得した」とも表現できます。また、二酸化窒素濃度について、最後の一文は、ちょっとタイプミスがあるようです。

中西準子氏は、印象論に陥らないための、重要な指摘をされています。

何か基準になる数字は、必ず覚えて、常にそれと比較するというようにした方がいい、これが私の考え方だ。



心に留めておきたいことです。また一方で、定量的な解析がまだうまくできていない領域については、別の視点での注意が必要でしょう。地球温暖化とかBackcountry での奇妙な方々の存在を目にするにつけ、ですが。

高齢の登山者にテクノパンツを贈ろう!

夏山の本格シーズンに突入した途端、事故が発生しているようで、
長野県警では注意喚起をしているようだ。(ソース
また、こちらには、昨年の山岳遭難状況がPDF で整理されている。

blog 「山道を行く」では、最近の事故が簡単にまとめられている。
それによれば、みなさん60歳を越えた高齢者。


僕たち若者に何かできることはないだろうか?

15年前、保守的な人達によって、ごく普通に叫ばれていた
「スノーボーダーなんかゲレンデで滑らせるな!」と同様の
「死亡者の9割を占める高齢者登山者など山に入れるな!」
というネガティブ・シュプレヒコールなしに。


Popular Science に最適な記事が載っていた。
転倒時のバランスの崩れを察知し、アラートを発するテクノパンツだ。
まずは写真を見てほしい。

e-textilepants.jpg

記事によれば、開発したのはヴァージニア工科大学のエンジニアのチーム。
パンツには、腰、膝、足首などに圧電センサーが組み込まれていている。

お年寄りにとって、転倒は、大きな問題になりうる。
たとえば、転倒→骨折→寝たきり、、、という連鎖。

であるならば、バランスを失いかけた時に、警告シグナルを送ってあげれば
事態の改善に役立つのではないかということだ。

研究者は、健康なグループと年配のグループを、それぞれ
多様なスピードに設定したトレッドミル上を歩かせることで
違いを発見しようとした。

その結果、バランスを失う時、どの関節が重要な意味を持つのか
理解できたとしている。


この機能パンツをDad に贈ろうじゃないか!
赤のチェックのカラーリングも若々しくていい。

 
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